CASE STUDYビジネスでの利用事例

色見本帳

有限会社マサミデザイン

綺麗な色に魅了されて

色見本帳

学生の頃に購入したのが最初のきっかけでした。
単語帳のような小さな1冊でしたが、購入した時は凄くうれしくて、帰り道、綺麗だなとずっと眺め、『色』に魅了されました。
それからは、近くに置いておきたい、デザイナーとして持っておきたいという気持ちが高まりもっと色数のあるものを手に入れたい、全部の色を揃えたいという思いになってゆきました。
職業として色に携わるようになった現在では、デザイン上、カラーファインダーは必須のツールとなっています。使いやすく、持ち運びやすい。 色指定だけでなく、印刷現場やクライアントとの打ち合わせの場でもよく利用しています。
『色』への『想い』を伝えるためには、こちら側のアイデア・コンセプトと、使われるシーンの想定を、とことん追求し、しっかりと共有する必要があります。 単純な色校正のためのツールに留まらない、カラーファインダーの使い方を知って欲しいですね。

印刷現場のスタッフに『想い』を伝える

この商品はこういうシーンで使う、このデザインは、こんなシチューエーションで利用される、デザインの本質的な部分を理解していただくために、印刷現場のスタッフさんへも直接説明することがあります。 コンパクトなカラーファインダーをバッグに4本詰め込み現場に向かい、カラーチップとデザイン、インキを交えてこの色である必要性を伝えます。

こういった事をされるデザイナーは中々いらっしゃらないようで(笑)、「そういって教えてくれたら、この色の必要性も理解できるんだけどね」と面白がっていただきながらも、色への想いをスムーズに共有することができます。
単純にこの色は何番といった色指定だけでなく、カラーファインダーを経てこのデザインではこの色だ、という想いを伝える事が重要だと思います。
色の本質や想いを相互理解し、目指すところのイメージを共有する事で仕上がりも非常に上手くいきます。

ディテールの意識共有が信頼を生む

私の場合、見る時間や環境なども想定して『色の見え方』を考えています。 そういった外の環境で色を考える場合は、ケースから1番~4番までを持ち出して確認しています。太陽光の下で見てみたり、蛍光灯の下でみるのでは全然違うという事が、その場で確認できます。

カラーファインダーは、コンパクトで持ち運びやすいので、こういった場面でも扱いやすいと思います。ご依頼をいただきデザインをする際には、常日頃、この紙にはこの色が載るなどのディ ティールについてカラーファインダーを使いながらしっかりとクライアントに説明させていただきます。 弱視の方に向けたデザインのご依頼なども頂くのですが、公共事業関係の方の依頼が多いため、通常の広告代理業務の企業とは違い、出来上がりをスムーズに共有できない事があります。

そういった場合は、白い紙の上に黒を置く時でも、シチュエーションによって様々な見え方があるという事をご説明させていただくのですが、カラーファインダーがあれば、その場で、より具体的な説明が出来ます。 段階的に、色の広がりを説明する事で、クライアントや現場との誤解が生まれず、逆に信頼を得る事も多く有ります。ただ単に色を作るだけでなく、より現場の方との意識共有をする際に、カラーファインダーを活用しています。

想いを伝えるために、強い黒が必要だった

シンプルなデザインなのですが、ラーメンフォークというスプーンとフォークを一体化した食器をデザインしました。 通常フォークとスプーンが並ぶナイフの横に、ラーメンフォークを置く事で、食器の持つ機能を現わしたいと思い、ナイフの絵を入れたパッケージもデザインしました。

高橋さんがデザインしたラーメンフォーク

海外販売もされるという事で、国内外、老若男女問わず誰もがパッと見て分かる、その時このナイフが、黒いシルエットとして見えるように、どの角度で見ても強い黒を出したかったのです。 そこでこのパッケージデザインの場合、特色で黒を使用しました。 黒により、ナイフの存在感も出したい。 その想いを伝える為にカラーファインダーで印刷現場、クライアント双方に説明をさせていただきました。 ちなみに通常、パッケージの構造までは、デザイナーは考えないのですが、構造もいつも自分で考えてしまいまして、現場の方からは構造まで考えて作ってくれるので、やり取りが楽でいいですとよく言われます(笑)

全てに意味がある

デザイン一つ一つには意味があって、形、サイズ、立体的に存在するものから、色一つ一つまでにも意味があると思います。
この色でなければならないという事をお話しさせていただいたり、デザイン表現の中でこうだと説明させていただいたり、技術的な事も含めて、必要性を共有する際、カラーファインダーはとても役に立ちます。
ここまで使いこなすには、経験が必要と思われそうですが、経験よりも、カラーファインダーを通して、紙、インキの特性、現場に思いを巡らせる。 「きっとこうなるだろう」とイメージをする事が、とても大切だと思います。

印刷した時の質感など色のイメージを鍛える為のツールとして非常に役立つものと信じています。ですから、パソコンだけで処理されている方やデザインデータを出して終わりという方には、ぜひカラーファインダーを持ち歩いていただいて、印刷現場やクライアントとの打ち合わせ中で使っていただければデザイナーとしてよりよい経験になると思います。
使いこんでいくと色の発見がある。使っていくと色に出会えます。色が自分に身についていく、それはとても楽しいことだと思います。

高橋 正美 さん

MASAMI DESIGN(有限会社マサミデザイン)
クリエイティブディレクター・アートディレクター・デザイナー

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