CASE STUDYビジネスでの利用事例

色見本帳

katavami+(カタバミプラス)

看板デザインで知った、色というモノ

色見本帳

看板制作業務の面白いところですが、看板デザインの塗装は、経年による色あせを前提に考えます。 暖色などは変色しやすいので、二度塗りして暫く時間を置いてからでないと色が落ち着かなかったり、電飾看板は裏から照明があたるので、光が当たる前と後の色の差があまり出ないように、二度拭きしなければならない・・・など、
コンパクトなカラーファインダーをバッグに4本詰め込み現場に向かい、カラーチップとデザイン、インキを交えてこの色である必要性を伝えます。
パソコンだけでは分からない事が多いのです。この看板デザインを通じ、色というモノについて学べた事がおもしろかったですね。 使用する現場、天候、季節など時期や環境によって色の見え方、感覚が違います。
味でもあるじゃないですか関東はこの味、関西ではあの味って。そんな感覚が色にもあると思うんです。

いつもカラーファイインダーで訓練を

僕はお菓子が好きでコンビニでよく購入するんですが、その時コンビニの中でも構わずに、カラーファインダーの短冊を広げ、お菓子のパッケージと照らし合わせ、「これだ」と思う色番号をメモするんです(笑)。

カトオさんの色のネタ帳

電車でもどこでもです。気になる色をチェックします。帰ってからその番号が合っていたかどうかを、じっくりと確認し、ちょっと間違っていたら自分の目を疑ったり・・・という感じで常に色に対する訓練をしています。
パッケージの地の色が銀だったりすると拾えないのですが、混ざったらこうなんだなというのを、自分で色をのせたり、細かい箇所もルーペで確認して探したりしています。そうして集めた情報を何ヶ月かに1回まとめてリストにし、仕事で配色に困った際のネタ帳として活用したり、デザインのヒントにしています。いわゆる色のネタ帳ですね。
趣味でやっている事ですが、徐々に自分の中で色のライブラリになっています。専門学校で講師もやっているのですが、同じ事を学生にも勧めています。
個人的にも是非試してもらいたいと思っていまして、これからカラーファインダーを持ち歩く学生が増えてくるかもしれないですね(笑)

高透明という変化するシチュエーション

※インキは東洋インキKaleidoを使用 ヘアーコーディネータとコラボレーションした「紙に印刷した髪」。CGではなく本物の髪の毛に染色して並べ、髪の毛の動きと色の雰囲気を出すようにデザインされている。

クリアファイルのデザインの際にも、カラーファインダーを使用しました。3種類デザインしたんですが私のデザイン経験上、高透明という素材は、初めての試みでした。
私は、デザインをロジカルにコンセプト立てすることが多いのです。今回の発端としては、色と髪の毛の動きを上手く表現できないかなという点でした。 暖色、寒色、無彩色と動きを表現し、紙に印刷しない髪の毛という作品にまとめていく事ができました。
色指定にはカラーファインダーを使って直感で「これだ」と、髪の毛の色と合わせて決めていきました。 紙とは違い、イエローなど微妙な変化で、全然違う色が出てしまったり、透明なので、紙を挟むと発色が変わってしまうといった事もありましたが、 逆にこの透明度を活かして紙を挟むと髪の毛が浮き出すという実験的な試みに挑戦できたデザインだと思います。 今回のデザインでは過去の看板デザインでの色の変化に対する経験が、活かされていると自負しています。

感覚を磨き、色への直感を信じる

もしカラーファインダーに興味があるのならまずは自分なりの色見本帳、雑誌のスクラップなどしながら作ってみるべきですね。色を見比べてみる。自分なりの色見本帳に無い色が入っているという驚きを感じて、カラーファインダーと一緒に色の感覚を磨けると良いと思います。

カラーファインダーは、細くて軽いし、私のように持ち歩く人に適していると思います。上質なアイテムを使っているとアイデアに繋がる事もありますし、上質な体験が上質なアイデアを生むと思います。感覚を磨く。 例えば、家族のテーマカラーを探してみると面白いと思います。 着ている服や自分のイメージから照らし合わせてみてください。 その人にとっての色、「家族の虹」を探すような体験をしてもらうと、色についての楽しさを経験してもらえると思います。

アナログの感覚。実際に色を体験しているかどうかで、出来上がるデザインは変わるものだと思います。 是非カラーファインダーを手に取って出かけ、日常の場面での色を目で感じ、新しい色を探し、皆で共有していければ良いですね。

カトオヨオイチ さん

katavami+(カタバミプラス)
グラフィックデザイナー

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