CASE STUDYビジネスでの利用事例

UDing

昌栄印刷株式会社

世の中にもっと「使いやすいもの」を増やしていきたい

UDing

会社として「カラーUD」に取り組むようになった経緯を教えてください。
田渕 当社は、金融機関の通帳やカードなどの印刷を扱っていますが、高齢者の方から「文字が小さくて見えにくい」という話がよく出ていました。そんな中、文字のサイズやフォントなどを工夫して、見やすくするご提案を金融機関にしていたところ、大阪の大福信用金庫さんが、興味を示してくださったのです。
具体的に、どのような配慮をなされたのでしょうか。
田渕 当時、大福信金さんの通帳は、ふじ色の帯に同系色の文字で印刷されていたのですが、これを白抜きの文字にすることをご提案しました。これが新聞に取り上げられたのを機に、各地の金融機関の意識にも変化が表れ、「カラーUD」への関心も高まりました。現在は、会社として通帳などを「カラーUD」の観点から検証し、改善提案をする業務にも取り組んでいます。
「カラーUD」に配慮することによって、業務上の負担感は生じませんでしたか?
田渕 幸いにも、東洋インキさんの「UDingシミュレーター」は、誰にでも簡単に「見え方の違い」が確認できます。加えて、ありがたいことに無償で入手できます。なので、それが負担だとは、誰も思いませんでした。
デザイナー業界には、「色を自由に使えない」と難色を示す人もいます。
田渕「色に配慮する」と言っても、ビジュアルの色づかいを全面的に制約したり、コーポレートカラーを変更したりするわけではありません。「情報を的確に伝える」という観点で、配慮すればよいのです。それに、デザインは一手間も二手間もかけて、付加価値を高めることに意義があると私は思っています。
「カラーUD」に対する周囲の意識も変わってきていますか?
田渕そうですね。ここ1~2年で劇的に変わってきたように思います。色覚障がい者への配慮を含め、社内でも最近は営業担当者が積極的に「カラーUD」をお客さんにPRしています。
今後、「カラーUD」にどのように取り組んでいきたいですか?
田渕世の中、これだけ高齢化が進んでいるのに、まだ「見にくい印刷物」が少なくありません。金融機関に限らず、高齢のお客さんをたくさん抱えていらっしゃるところもあるでしょう。もっと「印刷物のUD」に関心を持っていただけるよう、会社として努力していきたいと思っています。そして、世の中にもっと「使いやすいもの」を増やしていきたいですね。「カラーUD」は、その一領域として取り組んでいきたいと考えています。

田淵 健一さん

昌栄印刷株式会社
クリエイティブセンターセンター長

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