

「UDing™」は、東洋インキグループが独自技術に基づく材料やツールによってユニバーサルデザイン社会を支えていくという企業活動コンセプトです。UDing™アプリケーションは、さまざまな色覚タイプ(色弱(色覚障がい、色覚異常)、白内障など)の違いによる不便さを、デザインの段階から取り除いていくことで、誰でも簡単にユニバーサルデザインを実現できるテクノロジーです。
誰にでも見やすい「配色」をつくる





色弱(色覚障がい)の方には
見分けることが難しい色が存在します。
Lioatlas® CFUDでは
デザイン・オフィス系ソフトに対応した誰にでも
優しい配色づくりを「簡単」に行うことができます。
デザイナー向け Lioatlas® CFUD
デザイン用色彩データをLioatlas® CFUDへ読み込ませることで、 色弱の方が見分けることができる色を直感的に選択することが可能です。
1050以外のカラーデータもインストール可能でき、L*a*b*データのCMYK分解機能も備わっているため、より快適な操作性を実現しました。
完成したカラーユニバーサルデザイン配色は、ロゴや印刷物、グラフィックソフトに加え、Office系ソフトへの出力も行うことができます。

東洋インキの取り組み
色彩の総合メーカーとして、「カラーUD」の普及・啓発を担う
色彩の総合メーカーである東洋インキグループでは、「カラーUD」の普及・啓発を担うべく、4つのドメインから推進活動を展開しています。

カラー素材の提供
「カラーUD」は、「データを作成したら終わり」ではなく、実際に印刷物や製品になった「完成品」で実現していないと意味がありません。その意味で、デザインした色を忠実に再現させることが重要となってきます。東洋インキグループでは、その一助となるカラー素材をご用意しています。
UDing™対応色見本帳:COLOR FINDER(カラーファインダー)
日本で最初に作られた色見本帳で、長年、多くのクリエイターに愛用されてきました。収録されている色は1050色。印刷時の色再現性を重視し、広く普及しているオフセット印刷で印刷されています。
UDing™対応マーキングフィルム:DYNACAL(ダイナカル)®シリーズ
屋外サイン用マーキングフィルムで、経時変化による退色が少なく、伸縮性があり、施工性にも優れています。着色済みのフィルムを扱うので、塗料などに見られるムラが出ず、デザインした色を忠実に再現できます。色数は非電飾用243色、透過用128色の計371色です。

カラーユニバーサルデザイン支援ツール
Lioatlas® Simulator:色覚シミュレーションアプリ
Lioatlas® Simulatorは、色弱の方の見え方を色覚タイプ別にシミュレーションするアプリケーションです。
識別しにくい配色があった場合に自動で色変更し、各色覚タイプ別に識別できるようになります。
追加オプション機能Lioatlas® Simulator: Ditherのオプション機能


色を変えることでCUD化されますが自分の好みの色と異なる場合もあります。
その場合、画像処理技術の一つである「Dither」処理を施すことでCUD化することも可能です。
Lioatlas® Simulatorのオプション機能であるDitherにより、色相を極力変えずにCUD化を実現します。
高齢者の視覚に注目
老人性白内障への取り組み
白内障は、さまざまな原因で水晶体が濁る病気です。
原因として多いのが加齢によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれています。
老人性白内障は、徐々に進行していくため、自覚症状が無い場合が多いといわれますが、早い人では40歳代から症状が出始めます。
老人性白内障の症状
水晶体が濁ることにより、視力が低下して霞んで見える、明るいところへ出ると光が散乱して見えにくい、といった症状が現れる。
※ 症状には個人差がございます。


老人性白内障の発症率
老人性白内障は、50歳代で45%、60歳代で75%、70歳代で90%、80歳代でほぼ100%発生すると言われております。

東洋インキの考える解決策
1.シミュレーター開発による現状把握
白内障の症状(軽・中・重度)をシミュレーションにより確認できるツールを開発※。
※名城大学との産学連携




2.シミュレーション結果から解決策へ
シミュレーションを元にした白内障の方へのインタビューでは、彩度を上げると識別しやすくなるということが確認できました。
画像を違和感なく鮮やかにする技術「Chiarossier ®(キャロシエ® )」を進化させることで白内障の方も視認しやすい配色を実現いたします。

世界を変えるための17の目標「SDGs」とは
「SDGs(エスディージーズ)」とは「Sustainable Develop,ent Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた、国際社会共通の目標です。世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会をつくるために世界各国が合意した17の目標と169のターゲットです。
高齢者に関わりそうな項目
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すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
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質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
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働きがいも、経済成長も
すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する
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人と国の不平等をなくそう
国内および国家間の不平等を是正する
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住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
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平和と公正をすべての人に
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
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